トップページ > 詳細・岩手の四季を楽しむ住まい

写真1  写真2 
外観                             居間

左上 住宅は、梁間4間×桁行5間の切妻屋根の主屋とそれを取り囲む奥行5尺の下屋で構成されている。
 敷地は森林公園の北側に隣接した300坪ほどの南下がりの緩やかな傾斜地である。約62ヘクタールの広大な森林公園には樹高20mほどの針葉樹、広葉樹が混在している。敷地の南にはアカマツが林立するのが目前に見える。東のカラマツ林に視線を移していくとその向こうに遠く北上山地が望める。岩手らしい風景である。そして、その風景は夏の深緑と冬の雪景色では全く違った表情を見せる。
 この自然環境を大切にしたかったので、地形の改変は最小限にとどめた。また、敷地中央にもともとあった栗と柿の木を活かすよう、建物を配置した。秋、栗はたわわに実り、冬の間、柿の実をついばみに鳥たちがやってくる。それ以外の既存樹木も、地域の植生に合うものを選定して保全、移植した。

右上
 主屋は、南面に大きな窓のある吹き抜けを中心に各室を配置し、家全体がひとつの空間と感じられるよう計画した。家の中心は薪ストーブである。薪ストーブを採用した大きな理由にシンプルな設備で暮らしたいということがある。木質バイオマスエネルギーは持続可能である。また、カーボンニュートラルであり、岩手のような森林資源に恵まれた地域においては、地域内である程度自給することも可能である。まさに、地域の財産ともいえる木質バイオマスエネルギーを、今後も積極的に利用していくべきだと考えている。

写真3  写真4
北の下屋                南の下屋

左上
 主屋部分を取り囲む下屋はサービスヤードとしての性格を持ち、外部との緩衝空間となっている。
 下屋の軒下は雨や雪のあたらない作業場所、保管場所である。秋から冬にかけて、北の軒下には薪を積んだり雪かきの道具を置いておく。

右上 下屋には主屋の木製サッシや外壁を雨や直射日光から保護する役割もあり、開けっぴろげの自然から、室内の人間を守るという心理的な緩衝帯としての性格も持っている。
 春から秋にかけては、南の軒下で手軽な食事を取ることも多い。下屋の屋根がかかっているため、少々の雨降りでも快適で台所、食品庫、外流しの位置関係により配膳等の作業がスムーズに行える。毎日のなんでもない食事がとても楽しいものになる。


この住宅については、こちらにも掲載されています。

|サイト

 > 「日本の木の家情報ナビ」
 > 「第2回サステナブル住宅賞」受賞建築物 「IBEC」㈶建築環境・省エネルギー機構

|掲載誌
 「特集・第2回サステナブル住宅賞 受賞作品紹介」
「IBEC」No.160㈶建築環境・省エネルギー機構発行 2007.05
 > 「特集/第4回木の建築賞」「NPO 木の建築 20」NPO法人 木の建築フォラム編集発行 2008.04 
 >CONFORT」㈱建築資料研究社発行 2007.08
 > 「シンプルな設備で快適に。燃費のいい暮らしの提案」「リプラン」Vol.16 ㈱札促社編集発行 2007.04  
 > 「木と、向き合う」「How to House 2007」Vol.12 ㈱総合広告社発行 2006.12   
   「建築家事例③ 季節ごとの暮らしを楽しむ」「リプラン」Vol.14 ㈱札促社編集発行 2006.10   
 > 「岩手の四季を暮らす₋地元の木材を伝統の木組みで₋」「家と人。」Vol.13㈲リヴァープレス社編集発行2006.09




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詳細・岩手の四季を楽しむ住まい

2035-05-25
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外観                             居間

左上 住宅は、梁間4間×桁行5間の切妻屋根の主屋とそれを取り囲む奥行5尺の下屋で構成されている。
 敷地は森林公園の北側に隣接した300坪ほどの南下がりの緩やかな傾斜地である。約62ヘクタールの広大な森林公園には樹高20mほどの針葉樹、広葉樹が混在している。敷地の南にはアカマツが林立するのが目前に見える。東のカラマツ林に視線を移していくとその向こうに遠く北上山地が望める。岩手らしい風景である。そして、その風景は夏の深緑と冬の雪景色では全く違った表情を見せる。
 この自然環境を大切にしたかったので、地形の改変は最小限にとどめた。また、敷地中央にもともとあった栗と柿の木を活かすよう、建物を配置した。秋、栗はたわわに実り、冬の間、柿の実をついばみに鳥たちがやってくる。それ以外の既存樹木も、地域の植生に合うものを選定して保全、移植した。

右上
 主屋は、南面に大きな窓のある吹き抜けを中心に各室を配置し、家全体がひとつの空間と感じられるよう計画した。家の中心は薪ストーブである。薪ストーブを採用した大きな理由にシンプルな設備で暮らしたいということがある。木質バイオマスエネルギーは持続可能である。また、カーボンニュートラルであり、岩手のような森林資源に恵まれた地域においては、地域内である程度自給することも可能である。まさに、地域の財産ともいえる木質バイオマスエネルギーを、今後も積極的に利用していくべきだと考えている。

写真3  写真4
北の下屋                南の下屋

左上
 主屋部分を取り囲む下屋はサービスヤードとしての性格を持ち、外部との緩衝空間となっている。
 下屋の軒下は雨や雪のあたらない作業場所、保管場所である。秋から冬にかけて、北の軒下には薪を積んだり雪かきの道具を置いておく。

右上 下屋には主屋の木製サッシや外壁を雨や直射日光から保護する役割もあり、開けっぴろげの自然から、室内の人間を守るという心理的な緩衝帯としての性格も持っている。
 春から秋にかけては、南の軒下で手軽な食事を取ることも多い。下屋の屋根がかかっているため、少々の雨降りでも快適で台所、食品庫、外流しの位置関係により配膳等の作業がスムーズに行える。毎日のなんでもない食事がとても楽しいものになる。


この住宅については、こちらにも掲載されています。

|サイト

 > 「日本の木の家情報ナビ」
 > 「第2回サステナブル住宅賞」受賞建築物 「IBEC」㈶建築環境・省エネルギー機構

|掲載誌
 「特集・第2回サステナブル住宅賞 受賞作品紹介」
「IBEC」No.160㈶建築環境・省エネルギー機構発行 2007.05
 > 「特集/第4回木の建築賞」「NPO 木の建築 20」NPO法人 木の建築フォラム編集発行 2008.04 
 >CONFORT」㈱建築資料研究社発行 2007.08
 > 「シンプルな設備で快適に。燃費のいい暮らしの提案」「リプラン」Vol.16 ㈱札促社編集発行 2007.04  
 > 「木と、向き合う」「How to House 2007」Vol.12 ㈱総合広告社発行 2006.12   
   「建築家事例③ 季節ごとの暮らしを楽しむ」「リプラン」Vol.14 ㈱札促社編集発行 2006.10   
 > 「岩手の四季を暮らす₋地元の木材を伝統の木組みで₋」「家と人。」Vol.13㈲リヴァープレス社編集発行2006.09




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